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病院のご案内

城山病院公開講座レポート

「知っておきたい! 医療の最前線 城山病院公開講座」

プログラムパンフレット

平成29年11月11日(土)にLICはびきのにて「知っておきたい! 医療の最前線 城山病院公開講座」が開催されました。
 乳がん、脳卒中、脳腫瘍、狭心症、心筋梗塞・・・どれもテレビや新聞などでよく見聞する病気ですが、決して遠い存在ではなく身近に潜んでいる病気です。どのような症状でどのように治療されるかを知らない方も多くいられるかと思われます。さらに、治療を支える新薬事情に関してもあまり知られていない事でしょう。医療の最前線に4人の演者が講演しました。
 当院からは、島野裕史センター長(脳・脊髄・神経センター)、中尾ひとみ薬局長(薬剤科)、土田隆雄センター長(心臓血管センター)が参加。特別講演では大阪医科大学から岩本充彦特任教授(乳腺・内分泌外科)を講師として迎え、ご講演頂きました。
また、第一部講演では熊野穂積医師(城山病院 副病院長)。第二部特別講演では新田敏勝外科部長(城山病院 消化器・乳腺センター)の2名が座長を務めました。

城山病院公開講座開催にあたり

 城山病院が羽曳が丘に移転して11年が過ぎました。この間、高度な医療を提供するとともに、受診しやすい病院であることを目指してまいりました。全ての職員は地域への貢献を合言葉に日々の診療に励んでおります。おかげさまで多くの患者様に来院していただけるようになりました。厚くお礼を申し上げます。
 さて、診察に来られた皆様が目にすることのない病院の裏舞台には、最先端の医療機器が満載されています。そして、その医療機器を自在に操る医師をはじめとする職員は、日々研鑽を怠ることはありません。地域住民の皆様にわれわれが行っている医療の実際を知っていただく機会はなかなかありません。以前、城山病院学会という名称で公開講座を開催したことがあります。約10年ぶりにこの公開講座を開催し、城山病院が行っている最先端医療の一部をご紹介したいと思います。
 第1部は当職員による講演です。脳外科、心臓血管分野の最新治療、新薬の現況など、特に進歩の著しい分野を紹介します。
 第2部は特別講演です。城山病院が最近とくに力を入れている「がん」診療の最前線として、日頃からご指導いただいている大阪医科大学の岩本充彦特任教授のご講演をお願いしました。城山病院と言えば脳外科、心臓血管、救急といったイメージがあるかもしれませんが、がん診療を専門とする多くのスタッフが活躍しています。日本人の2人に1人ががんになり、3人に1人ががんで死亡すると言われる時代で、国民的関心の高い分野です。今回はその中から乳がんを取り上げました。
 自分たちの生活しているこの町でもこんな医療が行われている。その実際を知っていただき、皆様の安心に繋がれば幸いです。

多くの来場者さま

会場には563人もの参加者が訪れ、会場はほぼ満席となりました。足をお運びくださった皆さま、ありがとうございました。
 院内の掲示、ホームページの広告、折込チラシなどで当公開講座を事前に知られていた方や、当日に偶然通りかかった際に、入口のポスターを見られた多くの方が当公開講座に参加されました。
 特設ブースでは、乳がんの際にできる「しこり」を触って体験できるブースや、当院の認定看護師を紹介した冊子の配布、城山病院連携医情報コーナーなど、市民の方々の健康増進に広く寄与するブースを開き、市民の方々にも好評でした。また、城山病院全職員657名(平成29年11月11日現在)の顔写真が載っている地域医療ポスターには圧倒される方もいました。現在、このポスターは城山病院の地下1階入り口前に掲示しておりますのでぜひご覧ください。

LICはびきの
今回の会場となったLICはびきの正面入り口です。城山病院印の旗が来場者の方を迎えます。


受付入り口前の様子 

認定看護師紹介パンフレット
認定看護師紹介パンフレットの拡大紙

しこり体験ブースの様子。
しこり体験ブースの様子。早期発見にお役立て下さい

城山病院連携医情報コーナー
城山病院連携医情報コーナー

平成29年4月開設の訪問看護ステーションのご紹介
平成29年4月開設の訪問看護ステーションのご紹介

CT検査推進ポスター
CT検査推進ポスター

城山全職員657名が載った大迫力のポスター城山全職員657名が載った大迫力のポスターです。現在は当院地下玄関前に掲示中です。

福本氏

第一部タイトル

講演1

島野氏

「日々進歩する脳神経外科治療を紹介し、安心して治療を受けてもらう」をテーマとした「より低侵襲に、より安全に、より確実に」の視点で脳卒中(脳梗塞、くも膜下出血、脳出血)と脳腫瘍(原発性脳腫瘍、転移性脳腫瘍)の主に4つの脳神経外科治療方法(血管内治療<カテーテル手術>、開頭手術、神経内視鏡手術、定位放射線療法<ガンマナイフ>)について講義されました。

第一講演

講演2

中尾氏

新薬はどのようにして開発され、医療の現場で使用されるのかを詳しく解説されました。他国との時間差で薬が発売される「ドラッグ・ラグ」問題、薬価の設定、医薬品の安全性の確保を図るために、開発の段階から市販後に至るまで常にリスクを適正に管理するRMP(医薬品リスク管理計画)の方策など様々な要因があり、新薬が世に出回るまで約9~17年の非常に長い開発期間になる事に驚かれる方もいました。

第二講演

講演3

土田氏

今回の講座は、冠動脈疾患(狭心症・心筋梗塞)に注目し、動画を多く用いた、心臓血管治療の最前線をイメージしやすい臨場感あふれるものとなりました。カテーテルの先につけたバルーン(風船)をふくらませて狭くなった血管を押し広げる「バルーン療法」。バルーンで押し広げたあとに金網状の筒を置いて血管が狭くならないようにする「ステント治療」。完全に詰まってしまった血管をドリルやレーザーで削って開通させる「ロータブレーター治療」などの治療法をご紹介されました。実物を用いたペースメーカーの歴史の解説についても大変興味を惹かれるものでした。

第三講演

第二部

特別講演

岩本氏

増加する乳がんの現状に警鐘を鳴らすべく、「乳がんについて」、「乳がんの手術療法」、「乳がんのサブタイプ」、「乳がんの薬物療法」に4つの項目を乳がん治療の経験豊富な岩本教授が「患者様を何としてでもお助けするのが私の使命」と、熱い思いを込められご講演されました。年々、増加傾向にある乳がんですが、乳がんの恐ろしさは直接浸潤(隣へ広がる)、リンパ行性転移(リンパを通じて)、血行転移(血液を通じて全身へ)することにあり、肝臓、肺、骨、脳などに転移すると生命を左右する事態に陥ります。笑いを交えたメリハリのある乳がん医療のご講演は市民の方々に大好評でした。

特別講演乳がん

閉会挨拶

石橋氏

講演中の様子

講演中の様子1
島野医師による講演の様子。日々進歩する脳神経外科治療に迫りました。

講演中の様子2
中尾薬局長による講演の様子。新薬を取り巻く状況を詳しく解説。

講演中の様子3
土田医師による講演の様子。心臓血管治療の最前線を臨場感あふれる講演でお伝えしました。

講演中の様子4
岩本教授による講演の様子。来場者を引き付ける巧みな話術で乳がんの啓蒙をされました。

総合満足度アンケート実施結果

第一講演から特別公演までの各4講演の満足度アンケートを実施した結果、合計751の返答とたくさんのご感想を頂くことが出来ました。この場をお借りして 第一講演から特別公演の総合アンケート結果及び抜粋したご感想を発表いたします。アンケートにご協力いただきありがとうございました。

4講演総合満足度

  • 普段知り得ない情報や何となく知っていた事に対する詳しい情報が知れて興味深かったです。
    (20代男性)
  • 自分だけではなく、家族、友人も含めていつか向き合うことになるかもしれない病気に対して、いざという時に戸惑わないようにこのような公開講座の 場で少しでも知識を得られてとてもよかった。非常にバランスの良い講演の組み合わせであったと思います。ありがとうございました。
    (60代男性)
  • 大変有意義なご講演ありがとうございました。診療室では聞けない映像を絡めた迫力のある幅広いお話しで理解が深まりました。
    (70代男性)
  • 来年に看護師として働く予定ですが、脳疾患、心疾患といった代表的な最新治療方法が分かりとても勉強になりました。一つ一つが分かりやすく、勉強が苦手な私でも理解しやすかったです。参考にしていこうと思いました。
    (20代女性)
  • 脳外科の先生は難しい言葉を使わずゆっくり話してくれたので凄く分かりやすかったです。乳がんのお話は笑いを入れながら分かりやすく解説して下さり、自分自身も検診を受けようという気になりました。
    (30代女性)
  • 大変興味のあるお話ばかりで勉強になりました。特に岩本先生の講演は目が離せず、お話も上手でまた機会があれば是非お聞きしたい気持ちになりました。ありがとうございました。
    (50代女性)